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福井県は持ち家率が全国でもトップクラスの地域です。多くの方がマイホームを購入し、住宅ローンを組んでいます。しかし、収入の減少や予期せぬ出費が重なり、住宅ローンの返済が苦しくなるケースは珍しくありません。

「住宅ローンが払えなくなったら、家を手放すしかない」と思い込んでいる方も多いのですが、自宅を残しながら借金を整理する方法があります。

福井で15年弁護士をしてきた経験から、住宅ローンの返済に困ったときの選択肢と、自宅を守るための方法を解説します。

住宅ローン特則で自宅を守るイメージ

福井県の持ち家率の高さと住宅ローン問題

福井県の持ち家率は全国でもトップクラスの水準にあります。福井では、結婚や子どもの誕生を機にマイホームを建てるのが一般的で、比較的若い年齢で住宅ローンを組む方が多い地域です。

住宅ローンは長期にわたる大きな借入れです。組んだ当時は問題なく返済できていても、転職や給与カット、病気やケガによる休職、離婚による世帯収入の減少など、さまざまな事情で返済が苦しくなることがあります。

福井の場合、住宅ローンに加えて車のローンも抱えている方が多く、生活費の不足を消費者金融やクレジットカードで補っているうちに、多重債務に陥るというパターンを実務上よく目にします。

住宅ローンが払えなくなったときの選択肢

住宅ローンの返済が苦しくなったとき、取りうる選択肢は主に4つあります。

1. 金融機関への返済条件の変更(リスケジュール)
住宅ローンを借りている金融機関に相談し、返済期間の延長や一時的な返済額の減額を交渉する方法です。福井県内の地方銀行や信用金庫では、事情を説明すれば柔軟に対応してくれるケースもあります。ただし、根本的な解決にはならないことが多く、返済総額はむしろ増える可能性があります。

2. 個人再生(住宅ローン特則)
自宅を残しながら、住宅ローン以外の借金を大幅に減額できる手続きです。後ほど詳しく説明します。

3. 任意売却
住宅ローンの返済が困難で、自宅の売却を選択する場合の方法です。競売よりも有利な条件で売却できることが多いです。

4. 自己破産
借金の返済が完全に不可能な場合の最終手段です。自宅は手放すことになりますが、借金がゼロになります。

自宅を残す個人再生・住宅ローン特則とは

福井で住宅ローンの返済に困っている方にとって、最も注目すべき制度が個人再生の「住宅資金特別条項」(住宅ローン特則)です。

これは、住宅ローンはこれまでどおり(またはリスケして)返済を続けながら、消費者金融やクレジットカードなど住宅ローン以外の借金を大幅に減額できる制度です。たとえば、住宅ローン以外に400万円の借金がある場合、これが100万円程度にまで圧縮される可能性があります。

住宅ローン特則を利用するための主な要件

住宅ローン特則を利用するためには、いくつかの要件を満たす必要があります。まず、住宅ローンの対象が自分が住んでいる住宅であることが必要です。投資用物件は対象外です。次に、住宅ローン以外の抵当権が設定されていないことが求められます。そして、継続的な収入があり、再生計画に基づく返済が可能であることも必要です。

工場勤務や会社員として安定した収入がある福井の方であれば、この要件を満たすケースは多いです。

住宅ローン滞納のリスクと早期相談の重要性

住宅ローンの返済を滞納し続けると、最終的には競売にかけられ、強制的に自宅を失うことになります。一般的に、滞納が3〜6か月程度続くと、金融機関から一括返済を求められ、保証会社による代位弁済が行われます。その後、裁判所による競売手続きが始まります。

競売になると、市場価格よりも低い価格で売却されることが多く、残ったローンの支払い義務も消えません。さらに、福井のような地域社会では、競売の事実が周囲に知られることへの不安も大きいでしょう。

個人再生の住宅ローン特則を利用するには、代位弁済から6か月以内に申立てをする必要があります。時間が経つと選択肢が狭まりますので、住宅ローンの返済が苦しいと感じた段階で、早めに弁護士に相談することが大切です。

福井での住宅ローン問題の相談先

住宅ローンの返済に困ったときは、債務整理の実績がある弁護士に相談することをおすすめします。個人再生の住宅ローン特則は、要件の判断や再生計画の作成に専門的な知識が必要です。

15年の実務経験を通じて感じるのは、住宅ローン問題で相談に来られる方の多くが、「もう少し早く相談していれば、もっと良い選択肢があった」というケースが少なくないということです。滞納が始まる前、あるいは滞納して間もない段階であれば、自宅を守れる可能性は高くなります。

まとめ

債務整理による生活再建のイメージ

福井県は持ち家率が高く、住宅ローンを抱える方が多い地域です。住宅ローンの返済が苦しくなっても、個人再生の住宅ローン特則を利用すれば、自宅を残しながら借金を整理できる可能性があります。ただし、利用には要件があり、時間的な制限もありますので、早めの相談が重要です。

当事務所では、福井で住宅ローン問題を抱える方からの相談を数多くお受けしています。初回相談は無料です。「自宅を残したい」「住宅ローンの返済が苦しい」とお悩みの方は、お早めにご相談ください。

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